コンサルタントにとってLINEはどこまで使えるか

個人的には、LINEでマーケティングするという方法は、コンサルタントの場合はそこまで馴染まないのではと考えています。

もちろんLINE@で上手く行くコンサルタントの方もいるので、LINEそのものを否定するわけではありません。ただ、コンサルタントがLINEを使って自分の顧問先を増やせるか、教材販売ができるかということを考えると、私はLINEは補助ツールなのではないかと思っています。

LINEはビジネスシーンには向いていない

理由はいくつかありますが、その1つが、LINEはスマホで触るということ。スマホで触るということは、100%ビジネスモードではないというのが1点です。要は、「買いたい」「買わない」「人生の決断をする」というようなことを、スマホを持っている時にはしないのではないか、ということ。

もう一つが、LINEというものがビジネスシーンで使うという印象が低いということです。LINEを見ている時に、真面目に勉強をしようと考えている人は非常に少ないのではないでしょうか。

メールアドレスを取るために使う

ですから、もしLINEで何かをするのであれば、仮説ですが、ニュース解説のような情報提供あたりが適切かと考えています。それで時々メルマガの登録のご案内を送ったりする。要は、メールアドレスを取るためのものにして、LINEを使うという方法が一番いいかなと思っています。毎日ニュース解説があり、『コンサルタントの視点で経済を読み解く』というようなことをしておいて、時々『もっと深い情報はここで読めますよ』といって、メルマガを登録してもらう方がいいかなと。

LINEで長い文章を送るというのも適していません。LINEで長い文章を送ってこられると、遡って読まければいけなくなりますが、それも面倒なもの。ですから、LINEそのものがビジネスの場ではないと個人的には感じます。

近いコミュニケーションが好きな人には向いている

LINEそのものの特性は、即時性とコミュニケーションだと考えています。ですから、結局コミュニケーションが好きな人には結構当たるかもしれません。

『私のLINE友達になってください、そしたら何かプレゼントします』というようなことをやっているコンサルタントも多くいますが、返事が来た人にちゃんとコミュニケーションができるなら、一本釣りができるでしょう。そういう近いコミュニケーション、接近戦が好きな人には向いているツールだと思います。

横須賀輝尚