ネット集客がうまくいかない士業に多い失敗パターン

ネット集客がうまくいかない士業に多い失敗パターンとしては、デザインの面でも「詰めが甘い」という点があります。ネット集客したいけれどうまくいかないパターンというのは、惜しい場合が多いんです。

詰めが甘いとうまくいきにくい

サイトを作って、広告も出してると。これは天才塾でもお伝えしているセオリーですよね。ただ、例えば電話番号の表記が小さいとか、値段表記がわかりにくいとか、お客様の声がトップページにないとか。

サブカテゴリーとか次のページには掲載しているんだけど、というような、「惜しい」ことになってるケースが多いんですね。さっきの言葉で言えば、詰めが甘い。

にもかかわらず量産しようとする人が多くいます。例えば、相続業務のサイトを作ったから次は入管業務のサイトを作ろう、とか。相続業務のサイトがうまく行ってないにもかかわらず。それでうまくいかなくて「やっぱり相続はだめだ」、みたいになる。

そうではなくて、一つ一つ丁寧にやっていくということが重要です。アクセスがきているのか、きているなら問い合わせがあるのかとか。このように、全般的に詰めが甘いというときにうまくいかないことが多いです。

第三者からみて「このサイトから依頼したい」と思えるか

デザイン関連で言えば、自分なりに勉強して要素を載せたといっても、自分の目はやっぱり主観なんです。ですから、第三者の目で「これを申し込みたい」と思われるか。「依頼したい」と思えるかどうかという視点で見てもらうということが非常に大事です。

うまくできてそうでできてないということが多い。しかもそれを量産しようとするから、運営費ばかりかかって、結論としてやっぱりネットはだめだ、みたいなことになってしまう。

天才塾で数多く見てきましたが、「ずれてる」というのがすごく多くありました。例えば広告に関しても、相続手続きとか相続費用で検索するとき、ビッグキーワードだと、税理士とか下手すれば1クリック1,000円とか2,000円とか、そんな世界になってしまうわけです。

ですが「税理士 おすすめ」とか「税理士 格安」とか、そういうキーワーどにしてキーワードの完全一致で広告を出せば、1クリックあたりの金額を下げられます。

しかし地方都市の場合は検索数が多くないので、意外とビッグキーワードでいけることがある。「税理士 費用」とかで。そうすると惜しいわけです。セオリー的には、キーワードをいくつか組み合わせて複数キーワードにして安くした方が安く抑えられる。

でも実際には、検索数が多くないのでビッグキーワードでも安く抑えられるかもしれない。こういうズレがあります。こういったところがあるので、主観だけでやるとよくないので、自分の周りか、あるいは同業者で地域が違う人とかと仲良くなって、お互いに情報共有するのがいいですね。

短い期間試しただけで諦めないことも重要

それから、ネット集客がうまくいかない士業で多いのが、早く諦めちゃう人。「一週間くらい出して変化がないんですけど」とか。特に士業の仕事はニーズ商売なので、いつ需要が発生するかわからない。

一ヶ月出して反応がゼロならちょっと考え直したほうがいいかもしれませんが、でもこれもあくまで目安でしかない。ずっと好調にサイトから反応取れてた人でも、一ヶ月間まるで反応がない月とかもあったりするんです。

そのときに、じゃあ何か対策するかというと、対策をしなくてもさらに一ヶ月たったら元に戻るということも結構ある。そもそも限られた地域の限られたニーズ発生ですから。

例えば、相続が必ずその地域で一定数あるわけではないです。ここがポイントです。だから早急に諦めてしまうとうまくいかないことが多い。期間に関しては早く諦めないことが大事です。

総じて言えるのは、詰めが甘いということ。やれてはいる、頑張ってはいるんだけどやりきれてないところがあるというところです。

今参考にしている同業者のサイト、本当に集客できている?

特にサイト作成を独学でしている人にありがちなんですが、同業者のサイトを見て判断するということをやっている人が多くいます。参考にするのはいいんですが、その同業者のサイトが本当に仕事が取れてるかどうかはわかりません。中のことまでは見えないので。

例えばごく普通のサイトでも、トークレベルが凄く高かったり、広告の出し方がすごくうまかったりするものもあります。だからといって、それを参考にして似たようなサイトを作ってうまくいかなかったときに、「あそこの事務所も集客できてないだろう」と判断するのは少し違います。見えない部分のほうが大事かな、と思います。

 

横須賀輝尚