これは、いわゆるSEO的観点から見るか、それともリスティング広告の観点から見るかがポイントです。たとえば士業がホームページを作って、SEOで上に出てきたいという場合。特に地方都市なんかの場合は、こまめに更新したほうがSEO的には良いので、そうしたほうがいいと思います。
リスティング広告の観点からすれば、こまめな更新は必要ない
しかし、天才塾では基本的にリスティング広告の方を推しています。それはなぜかというと、SEOも無視できるし、お金を払えばすぐ表示されるから。リスティング広告なら明日とか明後日とかにはもうサイトが表示されます。このように即効性もあるし、テストもできる。
SEOばかりしていると、例えばGoogleの仕組みが変わったりするとサイトが急落したりしてしまうので、かける時間とお金と労力とのバランスを考えるとちょっと難しいところがあります。
結論としては、SEOの観点から見ればこまめに更新したほうがいいですが、基本的にはSEOよりリスティング広告のほうがいい。そういう意味では、こまめな更新はなくてもいいというのが一つの考え方です。
サイトの成約性を高めるために更新性は必要
もう一つのポイントはサイトの最新性です。お客さんになにか問題が起こって士業の力が必要になり、これから士業を検索するとなったとき、お客さんがサイトを見たときに新しく見えるかどうかということ。
新しく見えないと、「この事務所って今も動いてるのかな?」という疑問を持つわけです。中でも気をつけたいのは最新情報。今は2017年ですが、最新情報が2011年になっていたりすると「この事務所今も営業してるのかな?」と思われてしまう。この点は気をつけたいところです。
それから意外とあるのが、コピーライト表示がだいぶ古いままになっているサイトです。コピーライト表示が古くなって、例えば2008年のままだったりすると、「動いてないんじゃないの」と思われてしまいます。
サイト上の成約率を高めるために、今日もなお動いているという感じは見せておきたいところです。そういう意味では、ホームページの更新そのものというよりは、更新性が見えるというところが大事です。
例えば、新着情報みたいなものを作るなら、最低でも月1回は何かしらメッセージを出す。例えばお客さんが6月にホームページを見たときに、最終更新日が1月とか2月となると、動いてないのなかなと不安に思ってしまいますので。
TwitterとFacebookで「動いている感じ」を出す
ただ、士業の事務所サイトってそんなに更新するものでもありません。だったら、新着情報などの代わりにTwitterやFacebookページのタイムラインを載せて、動いているところを見せるのは楽でいいと思います。
例えば「今日も法務局に来てます」とか、そういうことをTwitterでつぶやいてタイムラインに載せると、「あ、今日この人仕事してるんだ」とわかる。Twitterだけでは集客は難しいですが、そういう意味では、TwitterとFacebookページは活用できます。
このように、ホームページはその更新性を見せるところがポイントです。賑わっている感、とも言いますが、この動いてる感じを出すのが非常に大事です。技術的なことを言えばもっとサイト数を増やしたりしたほうがいいのかもしれませんが、単純に「リスティング広告から仕事を取る」ということに関して言えば、動いている感が出てれば十分かなと思います。
横須賀輝尚