ホームページのチャット機能は士業のサイトに必要か?

最近、様々なサイトを見ていると、右下とかのぴょこんと「今ならチャットができます」とチャットのウィンドウが開くことがあります。連絡手段がメール、電話だけでなくLINEやFacebookのメッセンジャーなど、簡易なものも増えてきましたが、あのチャットウインドウは士業のサイトに必要なのでしょうか?

ある、ないでいえば、あった方が問い合わせの可能性は高まります。ちょっと聞いてみたいという人にとっては、とても聞きやすいツールです。しかし、絶対必要かといえば、100%必要なツールとはまだ言えない状態であるというのが士業デザイナーズ編集部の考えです。理由はいくつかあるのですが、まず導入の費用がまだ決して安くありません。そのうち、フリーツールとかが出始めてくれば、月額数百円とかで仕様できるライブチャットも出てくる可能性がありますが、2017年の段階ではまだそこまでお手軽なツールではないのです。

代替案としては、LINE@やSkypeなどを表示させることで、代用ができますが、まだまだ士業にいきなりLINEやSkypeで尋ねるというお客様はそこまで多くありません。そして、何より本当に士業事務所に仕事を依頼する場合には、もう依頼をすることが前提での問い合わせということが多く、その場合は電話。特に急ぎのときは電話で聞いてしまいたいという気持ちが強いので、そこまで必須のツールとはまだ言い切れないというのが現段階での結論です。

特に、プロフィール等で豊富な情報公開(自己開示)をしていれば、細かいチャットでのやりとりがなくても、依頼は取れます。2017年の現段階では、そうしたツールの導入の可否よりは、サイトの情報を充実させる方が、効果は高く即効性もあると士業デザイナーズは考えています。

(執筆:士業デザイナーズ)