士業のホームページのライティングが上達する方法

士業がつくるホームページで、成約率が高いのは2カラム型とLP(ランディングページ)というのが、ここ数年の流れです。セミナー等、士業そのもののビジネスでない場合には、様々なやり方がありますが、業務・顧問を取るという場合には2カラム型かランディングページのこの2つのパターンから選んで制作することになります。

どちらのタイプのホームページをつくるとしても、絶対に必要なのが「文章」です。士業の中には、この文章を苦手にしている人が多く、この文章が書けないことによってホームページ制作が進まないということはよくあることです。では、どのようにしたら文章は上達するのでしょうか。

文章の上達方法には様々なものがありますが、まずは構造を知ることが重要です。順を追って構造を見てみましょう。

2カラム型サイトの文章

2カラム型のサイトの文章は、混じっています。混じっているというのは、いわゆるコピーライティング的(キャッチコピー等)な要素と、ビジネス文章術的な要素が混じっているということです。特にキャッチコピー的な要素は、トップページ、実績の見出し、事務所の強み等のトップページの売りになる文章です。細かいことを言うと、お客様の声の見出しもこれに含まれます。この部分は、キャッチコピー的要素を入れ、練って書く必要があります。

一方で、そのほかの部分はというと、コンテンツのレベルは置いておいて(プロフィールが魅力的かどうか等)、重要なのは「わかりやすく書いてあるかどうか」が重要になるのです。つまり、そこまで高度な文章術は不要なわけですね。ですから、ホームページ制作を早く進めたい場合には、時間のかかるキャッチコピー的な箇所は後回しにして、丁寧でわかりやすい文章が求められる、「よくある質問」や「相談の流れ」のようなコンテンツを書いていけば良いことになります。

ランディングページ型サイトの文章

カラム型サイトに比べ、こちらの方が明らかに文章力が試されます。細かい文章表現というよりは、骨格が重要です。骨格というのは、全体的な文章の流れをどのように書くかということで、この場合は全体的な構成とそれに見合う内容の文章表現が必要になります。そのため、細切れにただ書いていけば良いというのではなく、全体的な整合性が取れた文章を書く必要があります。ですから、さっと書ける文章ではありません。

このLPの文章が上手くなるためには、とにかく他社サイトを参考にすることです。もちろんコピペは厳禁ですが、全体構成を参考にしながら、自分が「買いたい!」と特に思ったサイトを参考にするのが良いでしょう。そして、そのサイトからなぜ買いたいと思ったか考え、その要素を入れながら、真似をして書いていきます。

そして、最終的には第三者の添削を受けることがベストです。自分ではうまく書けたと思っても、第三者から見た場合に「あまり依頼したいと思わない」と言われてしまえばそれまで。あとはとにかく量を書いていくことでしか、文章は上達しないのではないかと考えています。もっとも早いのが、やはり「文章上級者」からの添削。これに尽きると編集部は考えています。

(執筆:士業デザイナーズ編集部)