ホームページで、「ここは手を抜くな」という部分

これはですね、全部手を抜いてはいけないです。
全部大事なんですよ。天才塾でも言っている、プロフィール、お客様の声、業務の流れ、よくある質問など、そういうのは当然大事です。それから最近では、「事務所の強み30」なんかも大事ですね。そしてたとえば事務所の強み30だったら、「頑張って強みを30個出すこと」に手を抜かないということが大事です。

あるいは、誤字脱字がないようにくまなくチェックしようというのも「手を抜くな」というポイントですし、お客様の声にしても、アンケートだけではなくてちゃんとインタビューするということも手を抜くなというところにはなります。
このように、手を抜くなというのにはいろんな面があります。ただ、こういったケースは今までの書籍やセミナーで言っていると思うので、今回は違うポイントをお伝えします。

作った後に手を抜かない

それは「作った後に手を抜くな」ということです。ホームページを1回作り上げてしまって、成約が取れればそれでいいかもしれませんが、そのホームページにさらに手を加えていくということですね。ここは結構手を抜きがちです。
それから逆に、仕事が取れなかったから「このホームページはダメなんだ」といってやめてしまうパターン。これも、手を抜いてるといえば抜いていることになります。

作った後に手を抜かないというのは例えばどういうことかというと、たとえばプロフィールなら、最低でも1年に1回は見直す。なぜかというと、実績が増えているからです。増えてなかったら、仕事をしていないということになります。

それから、お客様の声もどんどん追加していく。増えた「強み」とかも増やしていく。というように、見直せるものはたくさんあります。よくある質問についても、1回作って終わりではなくて、実際の現場で出たよくある質問や、実際によく出る質問をさらにプラスするといったように、作ったあとに創意工夫をしていくことはできます。

ですから、一回作って終わりではなくて、他の人のホームページをチェックしたり、ホームページ集客のセミナーに出たりとかして、ホームページを作ったあとも「さらに加えられるものはないか」というのを探して、更新をしていくということが大事です。

もちろんある程度反応が取れるようになったら、サイトの中にばかり時間をかけるのはもったいないですので、広告など他のことにも時間を使って行く必要があります。ですが、基本的には「作ったあとにさらに何かできることはないか」というところを考えていくことが一つです。これはあまりない新しい視点かなと思います。

例えば電話番号でも、余裕ができてきたらフリーダイヤルにするとか。B to Cの場合は、フリーダイヤルの方が圧倒的に架電率が高いです。B to Bの場合ももちろんフリーダイヤルのほうが架電率が高いというのはありますが、B to Bは固定電話でも全然行けますから。それに、FAXもフリーダイヤルにできます。

このように、工夫できることというのは、たくさんあります。ですので、作ったあとどういう風にどれだけ改善できるのか、というところを考えていくのが大事です。このあたりは、よく多くの人が手を抜いてしまう、というよりも、むしろ気づかないと言ったほうが正しいところかもしれません。

作ったあとで寝かせることで、よりいいものができる

作ったときはすごく夢中になっています。セールスレターや原稿も一緒なんですが、夢中になって作ってるときは、それでもう「できた」と思うわけです。ですが、そのあとしばらく経って見直してみると、「あ、なんかここちょっと直したほうがいいな」と冷静になります。

セールスレターって、熱を下げる期間を置かないと、いいものは書けないんです。書きあがったあとに少し間をおいて冷却期間を設けて、自分の頭の熱を下げる。「ネタを寝かせる」とかも言いますが、寝かせてしばらくして見ると、直すところがたくさんあったりします。ホームページも同じです。

このように、しっかり更新をしていくというところも、手を抜かないというポイントなのかなと思います。

横須賀輝尚