レスポンス広告と認知広告

レスポンス広告と認知広告

広告には、大きく分けて「レスポンス広告」と「認知広告」の2つの種類があると考えています。

レスポンス広告について

レスポンス広告とは、見た人の反応を得るための広告のことです。すぐにキャッシュが必要な状況や、今すぐ売上を上げなくてはならない状況は、レスポンス広告が必要な場面です。士業の場合、広告を出すことを考えたときには、このレスポンス広告を考える人が多いものです。

士業がレスポンス広告をする場合はリスティング広告がベストです。リスティング広告以外のものは、レスポンス広告を狙ってもあまり反響は得られません。

広告に関する本はいろいろ出版されていますが、レスポンス広告を基にしているものがほとんどです。レスポンス広告の方法としては、キャッチコピーを書いて反応率を高めたり、地方都市だったら地図を載せたり。また、電話番号の上下のスペースに営業時間を載せて連絡しやすくするといったものがあります。

レスポンスを求めない「認知広告」

しかしこれとは全く別の広告があります。それが「認知広告」です。「認知広告」という言葉はもしかすると私の造語かもしれませんが、これはその名の通り、知ってもらうための広告です。

認知広告の特徴は、レスポンスを求めないということ。タウン誌やネット広告、看板やビルやオフィスの窓の看板、バスや電車の車内にある交通広告などもそれに近いです。

認知広告を出すときには、レスポンスをあまり求めず、必要経費だと思ってある程度の広告費を投下するという考えが必要です。例えば「買ったことはないが知っている」というものはたくさんあります。法律事務所や士業の事務所などもそうです。

世の中にはいろいろなものがありますが、人が何かを購入するときには、全く知らない相手からよりも知っている相手から買います。そのためは自分の存在を周知させる必要があり、周知させるためのひとつの方法として認知広告があります。

士業に有効な認知広告とは

今はまだ実験段階ですが、士業の場合は看板や交通広告の他に、今後は地域指定をしたYouTube広告やディスプレイ広告がとても有効だと考えています。例えば愛知県で事務所を経営している人が名古屋限定で広告を出すなど。このような地域指定ができるところが、アドワーズなどのネット広告のいいところです。

そしてそこで仕事を獲るということではなく、「よく流れているな」と思わせること。そしてどこかで検索されたときに「動画でよく見る事務所だな」と思ってもらえること。そうなることで広告が効果を発揮します。

横須賀輝尚