実績の上手な見せ方

実績はプロフィールや事務所の強みなどに載せるものですが、人は、「この事務所やこの士業に頼んで大丈夫だ」と思うための判断に足りる情報が欲しいものです。ですから、プロフィールには自分のパーソナリティや実績を書いて欲しいということは、これまでにもお伝えしてきています。

実績は数値化する

実績の見せ方ですが、基本的に絶対にして欲しいのが『数値化』です。例えば開業後にこんな仕事をしています、○○の業務を専門にしています、というのは簡単ですが、どの程度の専門家なの?というところが、それを見ている人からは気になるところなわけです。そこで、例えば「これまで○○件の会社設立の実績があります」というふうに、数値を出す。これが一番重要です。

数値の出し方には色々ある

数値も出し方が色々あります。業務受注数もオーソドックスでいいですし、顧問先の数でもいい。とにかく数値で出せるもの。また、これは天才塾メソッドですが、「総◯◯回数」「を出すというのも一つの方法です。例えば「総相談時間」や「総相談回数」などがそうです。

要は、累計でこれくらいのことをしてきましたというのを見せるということです。例えば開業して3年も経てば、3日に1回相談が入っていたとして、少なくとも通算で「相談を受けた数が300回以上」ということは言えるわけです。このように、自分自身で数えられるものを探していきます。これは開業してからのことだけではなく、開業前のキャリアに関しても同じです。

例えば営業でコピー機を売る仕事をしていたのなら、「年間100件受注してきました」「営業成績は1位でした」とか。

プロフィールは2つ用意する

もう一つのポイントは、プロフィールはショートプロフィールとロングプロフィールを書いて欲しいと天才塾ではお話ししています。長いプロフィールだけだと最後まで読みきるのが大変なので、要素・要点だけをショートプロフィールに書きます。このショートプロフィールの中に、決定的な数値をいくつか入れるのが重要です。

ショートプロフィールを読んだ人が「この人すごいな、もっと読んでみよう」と思ってロングプロフィールを読み込んでいき、そこで出身地などの共通項を見つけてもらうということです。これは細かいことですが結構重要なところなので、手を抜かずにやってみてください。

横須賀輝尚