Facebook広告に士業はどう向き合うべきか

Facebook広告に士業はどう向き合うべきか

士業のネット営業の手法としてはリスティング広告がメインですが、Facebook広告という選択肢もあります。Facebook広告で広告を出すときには、ずれた広告を出さないためにもその特性を知っておくことが重要です。

リスティング広告とFacebook広告では緊急性が異なる

前提として、Facebook広告で士業の業務そのものを獲ることは難しいのが現状です。

リスティング広告の場合は、業務に関心がある人しかLPに訪れません。たとえば、相続問題が起きたら「相続 新宿」などとインターネットで検索をしますが、リスティング広告はこのように検索をしているユーザーに対して広告を出すものです。

一方、Facebook広告は相続の問題が起きてない人にも広告が出る可能性があります。また、リスティング広告で依頼してくるユーザーは緊急性のあるユーザーが多いものですが、緊急性のあるユーザーがFacebookで問題に関する専門家を探すというのもあまり考えにくいものです。

以上の理由から、Facebook広告は直接業務を取ることには向いていません。

士業はFacebook広告をどのように活用すればよいか

Facebook広告はコンテンツ販売に向いており、教材販売やセミナー集客といった業務以外のところで集客に役に立つツールだと考えられます。

なぜかというと、Facebookは基本的に実名登録しなければならないため、他のSNSに比べてビジネス目的で使っている方が多い媒体だからです。比較的ユーザー層の意識や年齢層が高く、知的な商材や情報商材が非常にマッチしやすい傾向があります。

Facebook広告はリスティング広告よりも低予算で試すことができます。この点に注意してFacebook広告を出してみて、使えると判断したら少額予算で始めて少しずつ予算を増やしていくという方法がよいと考えています。