士業がニュースメディアを運営することは効果的な集客方法といえるのか?

士業がニュースメディアを運営することは効果的な集客方法といえるのか?

ニュースメディアの運営は、コンテンツマーケティングのひとつです。自分のサイトに、ワードプレスなどを使って記事を作って投稿していき、良質な記事を書いていくことでSEOをするというものですが、これは半年や一年という長い間、毎日コツコツ記事を書いて成立するものです。

個人でニュースメディアを運営するのはパワーが必要

ニュースメディアを作ったからといって仕事がくるわけではないので、大きな期待を乗せてやってしまうのは気をつけたいところです。

しかも、これを本格的にしている人たちは一体何をしているかというと、ランサーズやクラウドワークスで複数のライターに外注を依頼して、1つのトピックに対していくつも記事を書いてもらっています。1日に4、5記事を毎日投稿していくという、いわば大量生産をしているんです。

そこまで発信力を高めればひとつのニュースメディアとしてアクセスを集められることもできますが、普通に考えて無理です。基本は物量勝負なので、個人レベルでニュースメディアを作るのはかなり難しいんです。そんなことをするよりは、士業としてアナログ営業をしたほうがいいし、ホームページを作ってリスティング広告を売ったほうがよほどましです。

成約につながる確率を考えることが大事

お客さんは、具体的には「検索して専門家を見つけて依頼する」という行動をとっています。ですがここで、たまたま検索してそのコンテンツにぶつかって、そこからたまたま依頼につながるという確率を考えてみてください。そこに賭けるくらいだったら、人に会って話をしたほうが仕事が来る確率が高そうです。

もしくは、ホームページを作ってリスティング広告を打って、「会社設立 相談」などのキーワードで検索されたほうが、よほど成約する確率も高いのではないでしょうか。それに、集客の形としてもその方が理想に近い感じもします。

YouTube基本的なマーケティングも大量投稿ですが、これも同じ発想です。ですから、「こういう方法がいいよ」と人から勧められても、現実的にお客さんが来るのか来ないのか、というところはしっかりイメージして選んだ方がいいところです。

ちなみに、天才塾としては、アナログ営業やネット営業、DMやセミナー開催、広告を出すという方法の方が反応が高いと考えています。

横須賀輝尚