ディスプレイ広告とFacebookではどのような広告画像を使えばいいか

ディスプレイ広告とFacebookではどのような広告画像を使えばいいか

今回は、Googleが提供するディスプレイ広告であるGDNとFacebook広告の広告画像について解説します。

広告で使用する画像には2種類ある

GDNの広告画像に使える画像としては、自分で用意したバナー画像と、フリー画像を使ったレスポンシブディスプレイ広告の2種類があります。これは元々レスポンシブ広告と呼ばれていましたが、最近は「レスポンシブディスプレイ広告」という呼び方に変わり、仕様も若干変わりました。

Yahoo!が提供するディスプレイ広告(YDN)も存在しますが、Googleで使えるバナーのサイズとYahoo!で使えるバナーサイズが違うので注意が必要です。

どのような画像を選べば良いか

基本的に、レスポンシブディスプレイ広告ではフリー画像を使用します。しかし広告であることがユーザーにも明らかなので、ディスプレイ広告で使う画像としては、クリックした先の内容がイメージできるようなものが良いとされています。

バナー画像を自分で用意できるなら、バナー画像に文字を入れて文字を使って訴求することもできます。もしバナー画像を作れないのであれば、フリー画像を使うことも可能です。フリー画像も自分が設定した広告文を画像の下に入れられるので、こちらも文字による訴求が可能です。

フリー画像と自分で用意したバナー画像、どちらのほうがいいかについて、明確な答えはありません。バナー広告の方が訴求力は強い傾向がありますが、手軽さを求めるならレスポンシブを選ぶと良いでしょう。

Facebook広告の画像

Facebook広告も、自分で用意した画像を出稿することができます。士業の場合はセミナー中講師の画像などを使うケースも多いのではないでしょうか。しかしFacebook広告の場合は、画像内に文字があるとNGです。具体的には、画像内に20%に文字があると広告配信が止まるようになっています。

あくまでFacebookとしてはフェアな広告配信を目指しているため、画像内の文字で訴求力や優位性に差がつくことを避けていることが理由です。そのため、自分で用意した画像を使うときには注意してください。

ちなみに、フリー画像を使いたい場合は、Facebookが提携している「Shutterstock」というサイトから拾うことができるようになっています。

先ほど、ディスプレイ広告はクリックした先の内容が想像できる画像がいいとお話ししました。実はFacebookは真逆の考え方で、派手で目立つ画像を推奨しています。Facebook広告は、基本的に投稿フィードに表示されることが多いため、普通の投稿だと思ってスルーされることが多いからです。

派手で目立つことに加えて、「何だろう?」と手が止まるような画像がお勧めです。まずは手を止めてもらうことがスタートです。それをしない限りは、どんないい広告文を書いていたとしても絶対に見てもらえません。Facebook広告はディスプレイ広告と真逆の考え方だといっていいでしょう。

また、先ほどもお伝えしたように、Facebookの画像はNG用語が非常に多いのも特徴です。例えば体の一部分にズームした画像は使えませんし、ダイエット商材で良くあるような、割れた腹筋に焦点を当てた画像などもNGになる可能性が高い画像です。

他にも、タバコの画像やお酒の画像も使えません。NGはかなり多いので、そこを確認してフリー画像を選ぶようにしてください。また、動画広告だけではなく「シネマグラフ」といって、背景などの画像の一部だけが動くような画像も使うことができます。詳しくはまた別の機会に解説します。

広告画像をどう選ぶかによって広告効果がかなり変わってくるため、事前にしっかり考えて出稿することが重要です。