ここ数年、ネットを活用した情報発信に取り組んできた。X(旧Twitter)やFacebookなどのフロー型メディアと、YouTubeやKindleなどのストック型メディア。それぞれを実際にやってみて、ようやくバランスの取り方が見えてきた気がする。
XやFacebookのようなリアルタイム型の発信は、即時性があって反応も早い。ただ、これに四六時中張り付いているのは現実的ではないし、正直、文化的とは言えないと感じている。自分の時間を消耗してしまう。
だからこそ、いかに時間を短縮するかが鍵。生成AIや各種ツールを活用して、必要最低限の情報だけを素早く発信する。いわば「当て逃げ」のようなスタイルがちょうどいい。反応があったものには丁寧に返す。それくらいの距離感が、自分には合っていると感じている。
一方で、YouTubeやKindle出版、ブログのようなストック型の情報発信は、手間はかかるが資産になる。ちゃんと積み上がっていく。だからこそ、継続がものを言う。間違ったやり方をすれば意味はないけれど、続ければ確実に何かが残る。ここにこそ時間と工夫をかける価値がある。
このバランスを保つには、自分がすべてを抱え込まないことも重要だと気づいた。例えば、YouTube動画の編集や投稿も、自分で全部やるのではなく、他の人に任せる。アルバイトを雇うという方法もある。
要は、自分がやらなくていいことを明確にして、それをどう外に出すかを考える。自分の時間をどう使うか、立体的に設計するようになった。
情報発信は「全部やる」のではなく、「どれを、どうやるか」の最適化が大事だと感じている。すべてのプラットフォームをフル稼働する必要はない。
フロー型では素早く最低限だけやって、ストック型でじっくり積み上げる。この考え方が、自分なりの答えになってきている。


