いま、LEGALBACKSで“ブログチャレンジ”という企画を始めようとしています。背景にあるのは、AIエージェントの台頭です。
近年では「AIO(AI Optimization)」という言葉も聞かれるようになりました。これは、検索最適化(SEO)からさらに一歩進んで、“AIが最適と判断する情報”に最適化していく、という概念です。
これからは、「検索エンジンで自分の事務所が上位に出る」ことよりも、「AIが最適な選択肢として自分の事務所を推薦する」ことのほうが重要になります。つまり、「比較の土俵に乗る」ことが目的ではなく、「比較される前に選ばれる」ことが求められるのです。
AIエージェントが活用される世界では、ユーザーの条件や傾向に応じて、「この人にとってベストな選択肢」を提示してくれるようになります。例えば、士業を探している人が、「自分に合った専門家を教えて」とAIに頼めば、AIがその人にぴったりの事務所を一つだけ挙げてくる、という未来です。
こうなると、「ちょっと比較されて2番手、3番手に選ばれる」というチャンスはなくなります。極端に言えば、「1人に選ばれた1人」と「それ以外の9人」では、情報の届き方がまるで違ってくる。まさに“一強九弱”の時代がやってくるわけです。
では、その“一強”になるために、何ができるのか。それが、今回の「ブログチャレンジ」の狙いです。
AIは、過去の情報、発信の蓄積、専門性、実績などをもとに最適な選択肢を提示します。つまり、AIが参考にするのは「これまでに発信してきた内容」であり、そこに“人となり”や“強み”が現れているかどうかが問われるわけです。
そのためには、日々の仕事の中で感じたことや考えたこと、対応した事例、自分なりの視点などを「記事」という形で積み重ねていく必要があります。
正直なところ、こうした取り組みの重要性には、すぐには気づきにくいものです。目の前の業務や集客に忙しくしていると、発信の優先順位はどうしても後回しになります。
でも、これは本当に“今始めるべきこと”です。なぜなら、AIが情報を選別する時代が本格的に到来するまでに、どれだけ情報を蓄積できるかが勝負になるからです。
これからは、急に準備しても間に合わない。「あのとき、あれをやっておけばよかった」と後悔する前に、今できることを一つずつ始める。それが、今回の「ブログチャレンジ」に込めた思いです。
ブログを書くということは、自分の考え方や経験を整理するということでもあります。誰かに選ばれるための準備であると同時に、自分の専門性や強みを自分自身が再確認する時間でもあります。
単にマーケティングとしてではなく、「自分の仕事を言語化する訓練」としても、この取り組みには価値があります。
AIエージェントの時代は、遠い未来の話ではありません。静かに、しかし確実にその波は来ています。
その中で、“情報の積み重ね”は確実に差を生む武器になります。すぐには効果が出なくても、1年後、3年後、確実にその差は開いていきます。
今回の「ブログチャレンジ」は、その第一歩です。始めるのに特別なスキルや準備は必要ありません。日々の気づきや考えを、言葉にして積み上げていくだけでいい。それが、AIに「この人を推薦しよう」と思わせる理由になるのです。


