2024年ごろから「Google検索からAI検索への移行」が現実味を帯びてきました。あるニュースでは、情報サイトへのアクセス数が減少しつつあると報じられていました。従来のGoogle検索では、ユーザーが自ら複数のサイトを比較し、最適なサービスを探すという流れでしたが、これは手間のかかる作業です。
一方で、AI検索やAIエージェントの普及により、「大阪で相続に強く、実績があり、コスト面でも納得できる事務所は?」といった具体的な質問に対し、瞬時に最適な事務所を提示してくれるようになっています。これにより、リスティング広告の効果も低下し、オンライン集客は一層厳しくなることが予想されます。
Google検索に頼った時代は、見込み客が自分で比較検討を行う必要がありました。その「面倒さ」が、ある意味で事務所にとっては参入障壁にもなっていました。ところが、AI検索の進化はその障壁を一瞬で取り除きます。つまり、AIが一発で「最適解」を提示することで、競争はより厳しく、公平でシビアなものになっていく。
私は「これからオンライン上で生き残るには、単なるSEOや広告ではなく、AIに“選ばれる存在”にならなければならない」と感じました。もし対応を怠れば、オンラインの場では“死ぬ”ことも十分にありえる、そう強く思ったのです。
一方で、AI検索やデジタル施策だけでは表現しきれない価値もあります。それは「人と人が直接会って築く信頼関係」です。オンラインから来る案件はどうしても定量的で、標準化された仕事に寄りがちです。しかし、本当の意味で「奇跡を起こす」案件は、アナログの場から生まれるのだと実感しました。
その考えから、2025年は大阪や名古屋で個別面談を積極的に実施しました。半年という限られた期間でも、こうした動きを象徴的に続けることで、「AI時代だからこそアナログが生きる」というメッセージを伝えたいと思ったのです。
AI検索の普及によって、オンライン集客のあり方は大きく変わります。SEOや広告だけに頼るのではなく、「AIに選ばれるための工夫」を考える必要が出てきました。しかし同時に、アナログでの信頼構築はむしろ価値を増していくでしょう。
これからの士業は、AIに評価される「定型的な強み」と、人間同士の関わりから生まれる「非定型の価値」の両方を大事にすることが、生き残りの鍵になるのだと考えています。


