士業事務所のサイトを検索上位に表示させる方法

基本的に、天才塾と士業デザイナーズでは、SEO対策よりもリスティング広告による営業を推奨しています。理由はいくつかありますが、まずSEO対策をほどこして上位に持っていくまでは、素人ではかなり難しいというのが一点。検索エンジン対策専門の会社もあるくらいですから、そのプロフェッショナルの世界で戦うというのは、あまり得策ではありません。

古い士業のいわゆる「開業本」を見るとSEO対策を推奨するものが多いですが、これは時代感がよく出ています。昔(2002年〜)は、それこそSEO対策さえしていれば、仕事は取れました。専門的な知識も必要なく、素人が行ったSEO対策でも、かなりの確率で上位表示されるという現象が起きていたのです。そのため、過去の開業本ではSEO対策がこれでもかというくらい推奨されています。

ところが、上記のとおり、2017年現代では個人事務所の戦略としては馴染みません。また、対策そのものが大変ということと、検索エンジンの仕様が変わると、対策も変えなければならない、つまり自分でコントロールできる部分が決して多くないというのも、SEO対策が難しいと言われる所以です。例えば、2015年にはスマホ対応していないサイトは、Googleの検索評価から下がってしまうという現象が起きました(Googleも正式に発表しています)。これによって、今までPCサイトで優位に立っていたサイトも、スマホ対応をせざるをえず、SEO対策にまた労力がかかってしまうという悪循環が生まれてしまいました。

このようなことから、基本的に士業デザイナーズはSEO対策よりも、すぐに結果が出る(効果測定もしやすい)リスティング広告を推奨している、というわけなのです。

とはいえ、SEO対策をしなくて良いというわけではなく、基本的な対策はしておくべきです。リアルでお会いしたお客様が探せるように、わかりやすいキーワードで検索表示されるなどの工夫は必要です。また、地方都市の場合はライバルが少ないため、検索エンジン対策で大きな結果が出るところもあります。「◯◯市 税理士」等で検索し、ライバル事務所があまり出てこなければ、それはチャンスです。まずはリスティング広告を出し、徐々にSEO対策をしかけていく。特に、最近はサイト内ブログでコンテンツを貯めていく方法が主流になってきており、良質なコンテンツを書いていくことでSEO対策が強化されます。

特に、昨今のGoogleでは小手先の評価ではなく、良質なコンテンツが評価されるようになってきていますので、記事を毎日コツコツ書いていくことが、長期的には最高のSEO対策になると士業デザイナーズは考えています。

(執筆:士業デザイナーズ編集部)