開業直前!士業のための営業ツール7つの重要ポイント

もうすぐ春です。春といえば、新しく入社、進学する人も多いと思いますが、新しく独立開業する人も多くいらっしゃいます。弊社では、経営天才塾というスクールを2007年から運営しており、様々な経営・営業ノウハウを蓄積させてきました。そこで、今回はこの春に独立開業する士業のために、開業時に準備しておきたい営業ツールについて、解説させていただきます。

1.名刺(重要度5:★★★★★

名刺は絶対的に必要な営業ツールです。最初は、事務所名、肩書(資格名)、名前、住所、連絡先などのみを記載した、いわゆる「先生名刺」をつくる方が多いのですが、これだけではなかなか仕事に結びつきません。天才塾のノウハウでは、[su_highlight background=”#fcffac”]名刺はできるだけ情報満載にし、名交換した相手との共通点が見つかるようにする「情報満載名刺」を推奨しています。[/su_highlight]とはいえ、ただ載せれば良いわけではなく、[su_highlight background=”#fcffac”]載せる情報とそうでない情報をしっかりと見極めることが重要[/su_highlight]ですね。さらに、デザインレベルも業界的に上がっているので、自作だとどうしても力不足な名刺になってしまいます。

2.ホームページ(重要度5:★★★★★

昔は自作する人も多かったのですが、現在は相当デザインレベルが高くないと集客できません。また、集客できるサイトにするには、レイアウトなどのセオリーをしっかり守って構築する必要があり、ただ自分で頑張って制作すれば、仕事がやってくるという甘いものではなくなりました。さらに問題なのは、ホームページを持っていないと今はなかなか信頼されません。名刺交換した相手が検索し、サイトが出てこないと相手は不安になります。ですから、[su_highlight background=”#fcffac”]まずはホームページを持っているということが最低条件になります。[/su_highlight]アナログ営業中心の人は、まずはかたちだけでもデザイン性の良いサイトがあると良いでしょう。また、最初から戦略にそって集客用のサイトをきっちり構築すれば、開業1ヶ月目からネット集客することも十分可能です。[su_highlight background=”#fcffac”]もちろん、スマホ対応もお忘れなく[/su_highlight]。

3.事務所案内(重要度4:★★★★☆)

意外とつくらないのが、この事務所案内です。もちろん、なくても商談はできますが、せっかく来ていただいたお客様に対して、「見積もり」「請求書」だけ送るというのもなんだか失礼です。普通の会社が当たり前に持っているものが会社案内。士業も事務所案内を持つことによって、顧客の信頼を得ることができ、商談の成約率も高まります。実際に天才塾では、事務所案内を持ってから成約率が高くなったという声が多く寄せられています。最初から凝ったものは必要なく、まずはA3二つ折り程度のもので十分でしょう。最初は「あること」が大事なのです。

4.ブログ(重要度2:★★☆☆☆

営業ツールとしては、一般的になったブログですが、現在の主流はブログサービスを使うより、ワードプレスをつかったサイト内ブログの使用が中心です。ワードプレスというサイト構築システムを利用し、自社サイト内で記事が貯まることによって、長期的にSEO対策を見込むことができます。記事を蓄積していけば、検索ヒット数も増えますので、効果は高いのですが、やや時間がかかるため、重要度を少し落としています。営業戦略によっては、このブログを更新しないという手もありますが、コツコツ続けていけば1年後などにアクセスアップが望めるので、コツコツ型の場合は、ワードプレスでサイト内ブログの構築をすることをオススメします。

5.ハガキ、デザイン封筒(重要度1:☆☆☆☆)

ハガキは、天才塾ではお馴染みになった「お礼ハガキ」です。名刺交換や仕事受注時にお礼状を送るというものです。地味ですが、[su_highlight background=”#fcffac”]効果は抜群です[/su_highlight]。オリジナルデザインのハガキがあれば、文句なしですが、最初は市販のものでも代用できます。そのほか、事務所の封筒などもオリジナルデザインがあれば最高ですが、最初は事務所名のスタンプ等での代用でも問題ありません。

6.各種ソーシャルメディア・メールマガジン(重要度1:☆☆☆☆)

FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアは、ただ投稿しているだけでは成果が出ず、広告を出すことによって成果が出ます。ですから、「つぶやき」だけでは仕事は取れないのです。そのため、多くの士業が取り組んでいますが、成果を出している人は超少数といえます。人脈構築など、どちらかというとアナログな営業で活かしている人が多いといえます。一方で、メールマガジンは、セミナー集客をする人にとっては必須なのですが、これも戦略によって変わってくるため、重要度を下げています。業務・顧問取る基本は、名刺、事務所案内、そしてホームページです。

7.各種の広告ツール(重要度5:★★★★★

様々な広告ツールがありますが、注目はやはりリスティング広告です。GoogleやYahoo!などの検索結果に表示される広告は、あなたを「探している人」が見るわけなので、もっとも効果的な広告だと言えます。最近では、GoogleAdWordsでは、広告が拡張され、これまで以上の情報量が広告で表示できるようになりました。集客用のホームページを持って、リスティング広告を出す。セオリーを守って出稿できれば、広告を出したその日に仕事が取れるなんてこともありえるのです。


いかがでしたでしょうか。開業直前、そして経営の初期に絞った解説でしたが、準備は整っていますでしょうか?ほかにも、天才塾では様々なノウハウを成功事例をお伝えしていますので、またどこか別の機会でお伝えできたらと思います。

(執筆:パワーコンテンツジャパン株式会社 デザイナー増井瞳)


[su_box title=”執筆者プロフィール:増井 瞳(Hitomi Masui)” style=”soft” box_color=”#eaeaea” title_color=”#555″]パワーコンテンツジャパン株式会社
コンテンツ事業部 デザイナー 2013年入社

入社前は雑貨メーカーに勤務。2013年、事務アシスタントとして入社するも、デザインのセンスを買われデザイン業務に転換。パワーコンテンツジャパン株式会社の販促物の制作に携わりながら、Webや販促物の受託を開始。横須賀輝尚のマーケティングメソッドを学びながら、名刺、チラシ、ウェブ、ハガキ、ロゴなど様々なデザイン業務に従事する。2015年にChatWork株式会社のデザイナーに師事し、直接指導を受け、実力を大きく伸ばす。主な制作物は、士業デザイナーズ掲載のもの以外に、RT(http://www.rtstars.jp/)、C3ウェブサイト・ロゴデザイン(http://www.keieitensai.com/ccc2015/)等がある。

趣味は、フジロック。2004年から欠かさず毎年参加している。[/su_box]